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『FACTFULNESS(ファクトフルネス) 』を読んでみた

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 読んでみた
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FACTFULNESS(ファクトフルネス) 』は、以前からニュースサイトや本を読んでいると引用されていて見かけていた本だったのですが、久しぶりに図書館に行ったらすぐに借りることができました。

サブタイトルに「10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」というのがついているように、自分の世界に対する思い込みを取り払う必要があるというのがよく分かる本です。

最初に「世界の基本的な事実にまつわる13問のクイズ」があるので、実際に答えてみるとわかるのですが、、、自分がどれだけ世界のことをわかっていないのかわかります。

ウクライナ侵攻で世界が分断されつつありますが、これからもっと進むグローバル化を考えると、まず読んでおきたい、知っておいたほうがいい情報だと思いました。

『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』の目次

全11章からなっている本ですが、1〜10章は思い込みの理由になっている本能の説明になっています。

それぞれの章は、最初にある「13問のクイズ」と関連していきます。

  • イントロダクション
  • 第1章 分断本能 「世界は分断されている」という思い込み
  • 第2章 ネガティブ本能 「世界がどんどん悪くなっている」という思い込み
  • 第3章 直線本能 「世界の人口はひたすら増える」という思い込み
  • 第4章 恐怖本能 「実は危険でないことを恐ろしい」と考えてしまう思い込み
  • 第5章 過大視本能 「目の前の数字がいちばん重要」という思い込み
  • 第6章 パターン化本能 「ひとつの例にすべてがあてはまる」という思い込み
  • 第7章 宿命本能 「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
  • 第8章 単純化本能 「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み
  • 第9章 犯人捜し本能 「だれかを責めれば物事は解決する」という思い込み
  • 第10章  焦り本能 「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み
  • 第11章  ファクトフルネスを実践しよう
    おわりに

『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』の気になったところ

P53 分断本能 平均の比較

ページの右側のグラフと左側のグラフは同じ内容なのですが、表現方法が違うだけでぜんぜん違う印象になることが、改めて見るとびっくり!

P78 ネガティブ本能 減り続けている16の悪いこと

実は、世界の悪いことはどんどん減っていて、良いことは増えていることがわかります。

次のページでは「増え続けている16の良いこと」が続きます。

P90 ネガティブ本能 「悪い」と「良くなっている」は両立する

見出しだけ見ると「んっ???」となったのですが、説明を見るとよくわかります。

「悪い」状態は「良くなっている」過程とも考えられるというポジティブシンキング!

P133 恐怖本能 関心フィルター

「人の頭の中に一番すんなり入ってくるのは、物語形式で伝えられる情報」というのが、デービット・アーカーの「ブランド論」でも語られている同じことですね。

ちなみにデービット・アーカーの「ストーリーで伝えるブランド」が積ん読になっているので早く読まなきゃ。

P174 過大視本能 結核と豚インフルエンザ

この本は2018年に書き上げられた本で、日本語版は2019年に発行されていますが、著者のハンスさんは公衆衛生を学んでいるお医者さんで、世界保健機関やユニセフのアドバイザーも務めてスウェーデンの国境なき医師団を立ち上げた人が「ワクチンがないインフルエンザの蔓延を警戒すべき」って言ってました。

コロナはまさにそんな感じですよね。

P196 パターン化本能 思いがけない現実

テレビで見かける海外のニュースで、たまに出てくる「壁がボロボロの病院」は、あえてそのままにしている理由があることにびっくりだし、たしかにそうか〜と納得。

P246 単純化本能 トンカチとくぎ

子どもが3人いるとよく理解できる内容(笑)

P249 単純化本能 医療で何もかも解決できるわけではない

医療だけではないのですが、国や人に合わせて値段を変えるダイナミックプライシングは、うまく使う必要がありますね。

P262 犯人探し本能 おばあちゃんを叩きのめそうぜ

見出しを見ると「なんなんだ?!」となったのですが、

最後まで読むと納得。

「風が吹けば桶屋が儲かる」ですね。

P301 焦り本能 心配すべき5つのグローバルなリスク

5つのリスクとして「感染症の世界的な流行、金融危機、世界大戦、地球温暖化、極度の貧困」があげられていたのですが、想定どおりですね。。。

2023年3月にこの本を読んだのですが「コロナ、シリコンバレーバンク破綻、ウクライナ侵攻、、、」と最初の3つがすぐ思いついた。

P315 ファクトフルネスを実践しよう 教育

「●」の部分にまとめられているのですが、

10章までしっかり読んでくると、それぞれの内容がしっかり思い出せるようになっています。

P325 には、イラストともにさらにわかりやすくまとめてくれていました。

 

『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』読んだ感想

この本は、1人でちゃんと読めるようになったら、最初に読んでおいたほうがいい本ですね。

我が家には、子どもが3人いますが、漢字を読めるようになってきたら読ませたいので、もう少ししたらブックオフで100円になりそうなので、買っておいておきたい本になりました。

また著者たちが設立したギャップマインダー財団のサイトで、表紙裏にあるバブルチャートなどを見ることができました。

試しに日本を固定して「世界保険チャート」を見てみました。

縦軸が寿命で、横軸が収入です。

第二次世界大戦が終戦した1945年に日本の表示される場所が大きく変わっていましたが、その後一気に右上に向かっていました。

また「Dollar Street(ダラーストリート)」という、収入後外による世界の人々の暮らしを見れるツールもありました。

選択肢の中から色々見ることができるのですが、上記は「Families(家族)」を選択しています。

他には、トイレ・シャワー・下水・歯・おもちゃ・料理・食べ物・外壁・飲み水・水の取得方法などなどかなり多くの写真や動画を見ることができます。

子どもと一緒に見ると、世界のことがわかるのですごくいいです。

トップページから【Resources > Tools > Dollar Street】と選択すると見ることができます。

他にも色々コンテンツがあるので、1度は見てみたほうがいいですよ!

この記事の本『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』

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