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「東京都知事選挙 選挙公報」で考えるページデザイン

2014 東京都知事選挙 メモ的な
2014 東京都知事選挙
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今日、家に帰ってきたら「東京都知事選挙 選挙公報」がポストに入っていたようで、嫁っちが僕のパソコンの上にいつもの様に置いておいてくれました。普段だったらそんなに見ることがないんですが、結構いろいろな方が出馬されているのでちょっと見てみようと思ってみたんですが、とりあえず、あんまり読む気になんなかったんですよね。。

というのも、なんか見にくい。パソコンの画面で読むのと違い新聞のような感じなので、パッと目につくところから見ていこうとしたんですが、なんかなぁ〜と眺めていたら、それぞれのデザインの違いに目がいったので、「東京都知事選挙 選挙公報」でページデザインを考えてみました。

東京都知事選挙 選挙公報の見た目

とりあえず、見て思ったのは候補者が16人もいる!!ってとこでした。ニュースで見ているのは限られた人たちのものばかりだったのでこんなに板とはびっくりでした。
見た目なんですが、1面になっているのがこちらで

東京都知事選挙選挙公報 1面

東京都知事選挙選挙公報 1面

で、細川さんとか舛添さんは真ん中の3面。

東京都知事選挙選挙公報 3面

東京都知事選挙選挙公報 3面

んで、裏表紙になる4面には、ドクター中松(さん)と家入さん

東京都知事選挙選挙公報 4面

東京都知事選挙選挙公報 4面

見てわかると思うんですが、新聞ページの下のほうに付いている広告みたいですよね。旅行とか保険とか通販系のような。。
ただ、それぞれの個性が出るようになのか、手書きの人や、情報を詰め込んでいる人、縦書、横書き、などなど、細かく見ていくと結構違いがあります。

ターゲット層を考えてみる

勉強不足なんで、そもそも「選挙公報」って?っていうのがあったので、ググってみたところ、

国政選挙と都道府県知事選挙においては公職選挙法第167条の規定により必ず発行され、その他の地方選挙では同法第172条の2により選挙公報条例を制定する自治体において発行される。投票日の2日前まで有権者のいる世帯に配布されることになっている。 -wikipedia: 選挙公報

っていうもののようです。
で、気になったのが有権者のいる世帯に配布されるっていうところですね。

東京都知事選なので、東京都の有権者に配布されていると思うのですが、これを読む人って千差万別、老若男女になると思うのですが、表示の方法でターゲットが違ってくると思うんですよね。
ある人は、大きめのフォントでまとめてあったり、ある人は小さなフォントでいっぱい情報が書き込まれてあったり、手書きだったり。中身を読まなくてもある程度狙っている有権者層が見えてくるのかなぁ〜と。

東京都の人口関連基本情報

そもそも東京都にどのぐらい人口がいるのかも気になって調べてみました。
東京都のページに出ていた平成25年10月のデータになります。1300万人もいるんですね!!

  • 人口総数 13,286,735人
  • 対前月比 3,510人(増)
  • 対前年同月比 70,514人(増)
  • 男 6,560,922人
  • 女 6,725,813人
  • 世帯総数 6,764,909世帯(参考)

そして、平成25年の東京都の日本人の年齢構造のデータですね。(いい感じの図があったので、お借りしました。)

東京都の日本人の年齢構造(平成25年)

東京都の日本人の年齢構造(平成25年)

さらに、東京都選挙管理委員会のページを見ると、有権者の詳しい情報が出てきました。
平成25年12月2日現在の選挙人名簿登録者数は、「10,806,141人」

また各種選挙における投票率っていうのもありました。知らなかったですね。(せっかくなのでスクリーンショット取ってみました。)
最近で言うと参議院選挙ですね。投票率は53.51%。(年齢送別の投票率がすぐ見つからなかったのが残念)

各種選挙における投票率

各種選挙における投票率

簡単に調べただけでも、このぐらい情報が出てきました。実際に候補している方たちはもっと情報を調べていると思うのですが、もちろんこういう情報を元に、記事を作られているんだと思います。

改めて各候補者の記事の見た目を考えてみる

限られたスペースの中で、いかに情報をみてもらうかっていうのが重要になってくると思うのですが、やっぱり一番最初に見てしまうのは、候補者の「名前」ですね。テレビで報道されていたり、見たり聞いたりしたことのある名前には目がいってしまいます。やっぱりマスコミ後からっていうのはすごいんですね。

その次には大きなフォントや太めのフォントで書かれている文字ですね。その後は、先ほどの目立ったフォントの内容が気になったら見ていくって感じですかねぇ。細かいところで言うと、全体的に大きめのフォントでまとめている方は高齢者層をターゲットとして、小さめのフォントでまとめている方は、30,40,50代をターゲットにしているんですかね。

あと思ったのは、この人の記事は選挙公報にこんなデザインと内容で掲載して、票を集める効果があるのかなぁ〜って。まぁ〜掲載されるまでは、他の人がどんな記事を出すのかわからないかとは思うんですが、「戦略を練って、行った結果がこうなったんですか?」って聞いてみたいところもありました。
せっかくこんな場があるのに、これは果たして有効活用できているのかって考えることも出来ました。

ただ、web関連で生活をしている僕として気になった部分は、インターネット(web)をどのぐらい使っているかっていうところです。

webに関しての情報

URLのほか、ツイッターやQRコードなどwebにつながるものを掲載しているのは半数の8人でした。掲載していない人っていうのは、「まぁ〜選挙に出てることが分かれば、名前で検索するでしょ!!」っていう考えから、わざわざ掲載していないのかと思ったので、試しに名前でググってみたんですが、単純にページを持っていないようですね。。 ん〜〜〜今の時代なら検索して詳しいことを調べる人が多いと思っていたんですが、そんなことは関係ないんですかね。

ついでにほかの候補者の名前でもググってみたんですが、検索結果に公式HPだったり、選挙用のページが出てくる人は少ないですね。テレビで聞いている方々はしっかりしたページをお持ちなんですが、ほかの方はそんなでもないですね。
こういうところを見てしまうと、ネット世代の有権者のことは考えていないのかなぁ〜という感じですね。

トータルなデザインとしての感想

完全に個人的な考えですが、細川さんと家入さんの記事が、目につくし見やすいですね。一番大きいフォントでメインの主張がされていて目立ち、政策ごとのタイトルが中位のフォントで、内容が小さめのフォントになっています。空白のスペースもうまく作られていてまとまりがわかりやすくてすごくわかりやすいですね。
僕はデザイナーじゃないので詳しいことはわからないのですが、前職の会社の社長がデザイナー出身で、結構鍛えられたこともあり、その時に社長が言っていたデザインの基本っていうのがある感じがします。

まとめ

思ってもいなかった東京都知事選挙の選挙公報で、デザインに関して思い出すことがあり記事を書いたのですが、結構勉強になった感じがします。

限られたスペースで、掲載媒体のことを考え、さらにターゲット層に合わせて、ユーザービリティーも考える。目立つだけではなく、少ないよりは多くの情報を有権者に届けたい。同業者(他の候補者)との差別化。などなど、webの制作も同じ感じだと思うので、今後の活動につなげていかなくちゃだなぁ〜と思いました。

また、選挙って国や地域に関する結構な重要イベントだと思うのですが、webってあんまり使われていないんですね。
以前の参議院選挙の時にもニュースになっていたんですが、web会社が選挙関連で稼ぎまくっているっていってたと思うんですが、こういうことなんですね。年齢や時代背景っていうのもあるかもしれないんですが、こういったジャンルでも何かできるようになりたいですね。

あと、さらに思ったのは、候補者の名前で、検索結果トップに表示するのって難しいんですかね? 個人の名前だから他の人が使うことはめったにないし、あえてあるならウィキペディアぐらいなんじゃないかと思うんですが、どうなんでしょう?公職選挙法に引っかかるから最適化出来ないんすかね。

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