今までに読んできた本の情報が
その人の「脳みそ」の引き出しに保存されて
その人の人格にも影響する。
・・・んじゃないかなぁ〜〜なんて思ってきたら、伝説のスピーチと言われているスティーブ・ジョブズの「スタンフォード大学の卒業式の演説(2005年)」で、「connecting the dots(点と点をつなげる)」という話を思い出すきっかけがありました。
「ハングリーであれ。愚か者であれ」 ジョブズ氏スピーチ全訳
米スタンフォード大卒業式(2005年6月)にてー日本経済新聞 2011年10月9日 12:00
読書も(仕事も生活も子育ても・・・)、読んでいるときはその本のことが中心になるのですが、なんとなくいろいろな本の内容(点)がつながっていき、線になり、面になり、立体化してきたことに、それなりのいい歳になって、やっと気づいたようです。
また「情報は金になる!」っていうのも同時に思い出し、実際にここ数年の生活を思い出してみると、情報を知っているか知らないかで金になっていることが多くなってきました。主に金銭的な投資ですが、自己投資も一緒だなぁ〜と。。
自分としてもせっかく読んだ本の内容をすぐに思い出せないことや忘れることがあるので、備忘録がてら読んできた本を一覧にしています。
(読んだ本は最初の部分に追加しているため、順番がバラバラしていてすいません。)
2025年に読んだ本
失敗の本質 – 日本軍の組織論的研究
以前からいくつかの本で引用されていて、気になって購入したのですが、積読になっていた本をやっと読みました。
とは言うものの、この本を読み始めると、ほぼ半分までが第1章(過去の日本軍の戦争の失敗事例)なのでちょっと読みにくいのですが、2章3章はその事例を元にした現代の企業組織でも勉強になる「組織論」になっています。
ゆえ、第1章「失敗の事例研究」はノモンハン事件だけ参考に読んで、第2章「失敗の本質 ー 戦略・組織における日本軍の失敗の分析」、第3章「失敗の教訓 ー 日本軍の失敗の本質と今日的課題」をメインに読みました。
日本企業によくある論理的な内容ではなく「空気感や気分」が重要な会議や、少し前から話題の「Unlearning(アンラーニング:学習棄却)」、「創造的破壊」などのキーワードが、昭和59年(1984年)には言及されていることにちょっと驚きを感じつつ、やっぱり古典とまでは言わないと思いますが、昔から読まれ続けている本は学生のうちには読んでおいたほうが良さそうですね。
私の夢・日本の夢 21世紀の日本
松下幸之助が1967年雑誌に寄稿していた論考「株式の大衆化で新たな繁栄を」を見かけて、読んで調べていたら、日本証券業協会のサイトに辿り着き、さらに「松下幸之助.com」というサイトで見かけた「私の夢・日本の夢 21世紀の日本」を読んでみました。
松下幸之助は、言わずと知れた「パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者」で「PHP研究所創設者」で、稲盛和夫(京セラ・第二電電(現・KDDI)創業者)と並び「経営の神様」と呼ばれている経営者ですね。
その松下幸之助が1977年に刊行した本が「私の夢・日本の夢 21世紀の日本」で、刊行当時から43年後の21世紀(2010年)の日本のあるべき姿をストーリー仕立てで描いた著作になっていて、登場させる架空の政治家やリーダーの言葉を借りて自身の主張を述べています。
1970年代に考えられた2010年の話を、2025年に振り返ってみてみても、松下幸之助の理想状態になっていないのですが、想像できるものは実現すると思うので、まだ実現していない部分には注目しておいて、投資に活かしたいし、学びが多い!
思考の整理学
読み終わってから、Amazonで見てみたら「東大&京大&東北大&九州大(の生協)で1番読まれた本!」という紹介が書かれていて、1986年に初版が発行されていたのですが2024年2月に新版が発売されていました。
40年も読み継がれている本だったようですが、現代でもそのまま勉強になる本で、当時は「コンピューター」として人間と比較されているのですが、その部分は「AI」と読み替えることができるし、「思考」を通して「勉強」や「学習」、「書くこと」に関してもいろいろ学べるので、ぜひ手元に置いておいて子どもたちの音読用の本にしたい(笑)
読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術
著者の田中さんは、電通で24年間コピーライター・CMプランナーとして活動されていて、退職後「青年失業家」と自称しフリーランスで活動されているそうです。
コピーライターさんなので、表紙にあるようにすごくシンプルに「書くこと」を伝えてくれます。途中で、実際に使われた「履歴書」があったのですが、それをみると全体で言っていることがわかりやすい感じがしました!
また「物書きは「調べる」が9割9分5厘6毛」っていうのもグッとくる(笑)
人新世の「資本論」
以前からずっと気になっていたので、やっと購入して読んでみたのですが、2020年に発行されていた本なのでもっと早く読んでおけばよかったと感じる本でした。
コロナ禍になる前から株式投資や暗号資産投資を始めたので、投資に関する本をここ数年読んでいたのですが、「資本主義」に対する考え方がちょっと変わりました。
またタイトルにあるように、マルクスの「資本論」がメインにあるのですが、積読になっているアダム・スミスの「国富論」やトマ・ピケティの「21世紀の資本」についても触れられているので、個人的に読んでいる本が色々つながる古典のようなのでちょっと嬉しい。
2024年 以前に読んだ本





